本で紹介された和のゆびぬき
私が知っているかぎり、和のゆびぬきが紹介されている本を紹介します。
ゆびぬきだけを扱った本、というのはいまだ見たことがありません。
ここに紹介するものも、本のなかの、ごく一部でゆびぬきが載っている、というものです。
ほかにもこんな本がありますよ、という方はご連絡いただけるとうれしいです。
伝承のちりめん細工
- 『裁縫の小道具』
- 昔ながらのちりめん細工を、紹介、復元した本です。
刺繍のゆびぬきのページには、なんと大正時代のゆびぬきの写真が掲載されています
四季折々の花々を刺繍したゆびぬきは、どれもとても美しいですよ。
土台の作り方も載っています。
水口つや子監修、グラフ社、1456円
花一輪からの日本の刺繍
- 『針刺しと指ぬき』
- 日本刺繍の本です。
桜の刺繍をあしらった、素敵なゆびぬきの作り方が紹介されています。
実物大の図案が載っていますので、気軽に製作に挑戦できます。
草乃しずか、NHK出版、1998年9月初版、1600円
高橋よう子の素敵に布遊び
- 『指輪のような指ぬき』
- ちりめん細工の本です。
本のはじめに、手作りのお針道具として、ちりめんをあしらった指ぬきの作り方が紹介されています。
高橋よう子、世界文化社、2001年10月初版、1900円
季節のうた
- 『初しごと』
- 季節の移り変わりによせて、さまざまな出来事を綴ったエッセイ集です。
BBSで教えていただいて、すぐに買いに走りました。
この本の中では、正月はじめの針仕事として、真綿でゆびぬきを作ることが紹介されています。
佐藤雅子、文化出版局、2001年5月復刻版初版、2300円
骨董ファン vol.3
- 『How to Collect:日本のゆびぬき』
- 骨董雑誌の記事です。紹介されているのも、江戸時代の指ぬきから戦後までいろいろです。
素材も形もさまざまで、虫をかたどった縫い取りのあるものや、セルロイドや麦わら細工のものまであります。
北辰堂、1997年9月、952円
銀花 82号
- 『花暦、手まり唄』
- 季刊誌の、何年も前のものですから、古書店で探してください。
金沢の花手まりの紹介記事にあわせて、ゆびぬきが美しい写真に添えて紹介されています。
世界文化社、1990年夏、1300円
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